うみだぬきの楽しいこと探し。

30代既婚子なしの活動記録。

自分がおじいちゃんになった時に、その「しなきゃ」は必要か!?

自分の職業から見えてくる「しなきゃ」を考えてみました。

私は、特別養護老人ホームショートステイの介護員をしています。

認知症の高齢者の方が多く利用されています。

いつもニコニコしていて、なんでもありがとうといってくださる方。

夕方になると、ソワソワする方。

いつも怒る方。

自分のこだわりがたくさんある方。

いろんな方がいます。

こだわりがあるっていうのは、自分の意思があるということで、すごく良いことだと思います。

だけど、そのこだわりの「しなきゃ」が、認知症になったり、身体が動かなくなった時に、ちょっと大変に思います。できるうちはいいんですけど、できなくなったらどうするかという所で、本人も周りの人も大変になってしまう所があると思うんです。

できないことをやろうとしてケガをしてしまったり、できないことを悲観して気持ちが落ちてしまったり。そして、気持ちが落ちると、なぜか身体機能が落ちることが多いような気がします。

そういう方とたくさん接していると、「やらなきゃ」にこだわらず、状況に合わせて過ごしていきたいなと思います。今できることをやれればいいのかなと。
しかし、その人の今までの人生否定するつもりは全くありません。

施設では、人生の最期を迎える方もいます。どんな人生だったんだろうかと考えることもあります。良い人生だったのか、不満の多い人生だったのか。考えてしまします。

そして、他人の人生の評価をできる人がいるのか。若輩者の私なんかが、他人の人生の評価なんかできないなぁって思うんです。

似たような人生であっても、誰1人同じ人生の人なんていないのではないでしょうか。

みんな基準が違うのだから、比べようがないですよね。

もし、人生に「しなきゃ」があるなら、みんな同じ人生になると思います。でも、そうはなってないんですよ。だとしたら、やはり「しなきゃ」いけないことなんてないんじゃないでしょうか。

 

 

まぁ、人間、無いモノねだりで、他の人のものや環境が羨ましく思うこともありますよね。でも、10年後になったら、どうでも良かったなんて思うこともあるんじゃないですか。

こだわりも大切ですが、人生で本当に大切なものってなんすかね?本当に大切なものと今思っている「しなきゃ」は繋がっていますかね?

たまに振り返って、自分と向き合わないとわかんなくなっちゃうんですよねぇ。

さて、自分と向き合わなきゃ(笑)

 

 

私がとらわれていた「しなきゃ」