愛の貧乏脱出大作戦に夢中な今日この頃。山形のうみだぬきです。
子どもの頃、家では青菜(せいさい)漬けを大量に作っていた。
雪のちらつく中、大人たちは干した青菜(せいさい)を冷たい水で洗い、大きな桶にいれていき、これでもかというほどに塩を入れていた記憶がある。
今はしなくなったけど、毎年既製品の青菜漬けを食べている。
しかし、最近くきな煮食べてないなぁ、食くいてぇ。と思った。
くきな煮とは、酸っぱくなった青菜漬けをみりんや醤油などで煮たもの。
買ったとしても、酸っぱくなるまで置いとくほど大量には買わないから、くきな煮を作ることもにないよね。
青菜漬けは、山形のソールフード。「あおな」ではなく、「せいさい」。ネットで調べたら山形青菜(知らなかった)高菜や野沢菜と同じアブラナ科の植物。食事の際はもちろん、お茶うけとしても出される。庄内地方では、味噌おにぎりに青菜漬けを巻いてから焼くという弁慶飯というのもある。
また、山形青菜を細かく刻み、他の野菜と一緒に漬けるおみ漬けという漬物がある。私の家族は、当たり前のようにおみ漬けを納豆に入れて混ぜてご飯にかけて食べる。今の10代が知っているかは不明。
くきな煮が食べたいということで、青菜漬けを作ることにした。
親に聞いたら、「買った方が良いよ。」とのこと。いや、そんなことは聞いてねぇ。しかし、ネットで調べたらすぐにわかった。まぁ面倒くさいのだ。
①青菜を干す(1~2日間)
②洗う、水気をきる。
③塩で下漬けをする。(3日間)
④洗って塩抜き、水気をきる
⑤容器にぎっしりと入れていく。調味料をかけて本漬けをする。(5日から一週間)
時間かかるし、やっぱり無理かなとおもったが、ヤマザワで下漬けされている青菜と青菜漬けの調味料が売っているとの情報が。
抜ける髪あれば、拾う神あり。最初からではないけど、1kg青菜漬けつくれることになった。まじで。嬉しかった。
そして、漬けたのが↓
親父が用意してくれたバケツの独特さ。釣りをしている人は知ってるバケツなのだろうか。怖くて聞けなかったが、これは未使用なのだろうか。一晩ハイターとビニールで保護し5日程度つけてみようと思う。
上手く漬かるといいなぁ。はやくきくな煮くいてぇなー。